こころの劇場子どもたちからの
感想文

全国各地の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」。
その観劇後に子どもたちから届いた感想文を紹介します。

2021年度の感想文

はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~(動画配信版)

劇団四季の皆さんへ

「こころの劇場」は私たちに生命の大切さを教えてくれました。今回はホールでは見られませんでしたが、オンラインでも一人一人の気持ちがここまで届きました!
私はこそあどの森の住民たちがハシバミを助ける所にとても感動しました。本が好きで、一人でいるのが好きだったスキッパーがあそこまで皆と協力したり出来るようになったのは、こそあどの森の住民たちのおかげでもあるし、ホタルギツネに会っていなかったらハシバミにも会えてなかったので、ホタルギツネのおかげでもあると思いました。
私はスキッパーが言った「役に立ちたい」という言葉がとても心に残りました。ハシバミの役に立つことは簡単な事ではないと分かっていながらも、スキッパーはハシバミに幸せな生活をしてもらうために助けてあげようと努力していて、とても感動しました。
せりふの一つ一つの言葉も台本に書いてあることを読むのではなく、自分の思いも入れながら演技していて、とても気持ちが届きました。場面ごとにたまに出てくる「生きるって」という曲は何回聞いてもうるっときました! 歌詞一つ一つの言葉に意味をこめながら、気持ちを言葉で表現することは難しいことなのにすごいなと思いました。
「こころの劇場」は役者さんたちの演技や歌がとても上手くて心に残る作品でした。これからも友達といろいろ向き合って生活していきたいです。

渋谷区立神南小学校 6年(東京)
澤 ここあさん

『はじまりの樹の神話』

今日、『はじまりの樹の神話』の劇を見て迫力があり、見入ってしまいました。歌がすごくひびいていて、耳にのこりました。それから、ハーモニーもとてもきれいでおどろきました。照明はその場の雰囲気を作っているようでした。光の色で気持ちを表したり、迫力を出したりしていて、よりいっそう楽しめました。演技では、その人物になりきっていてすごかったし、いろいろな性格の人がいて、見ていておもしろかったです。セットがとても本物っぽく、本物の森にいるような気分になりました。この劇は、歌・照明・演技・セットで成り立っているのが分かりました。それぞれがこの劇をとてもおもしろくしていて、この技術がすごいと思いました。
劇の後の、劇についての紹介で、いろいろなことを知れました。衣装なども今風な所も取り入れていて、とても工夫していることが分かりました。衣装はその人物の性格を表しているようで、ピッタリと合っていました。それから3年間でこの劇が完成していると聞いて、長くておどろきました。この劇は本をもとに作っていると聞いたので、その本を読んでみたいです。私はもし劇団を作るとなったら、物語を考えたいです。いろいろな本を読んできたので、その中から選んで少しアレンジし、おもしろい劇にしたいです。

横浜市立南瀬谷小学校 6年(神奈川)
三木優香里さん

『はじまりの樹の神話』のホタルギツネさんへ

ぼくは『はじまりの樹の神話』の劇を見て、歌う時の声の高さや響きにおどろきました。みんなで歌っている時は迫力満点でした。 ぼくが劇の中で一番好きなキャラクターはホタルギツネです。ホタルギツネの性格が好きだし、何より関西弁がとてもかっこよかったです。 ぼくは歌を歌うのが好きで、歌っている時は心が落ちつきます。でも劇団四季の人たちが歌ったら自分の歌声とレベルが全然ちがって、どうやったらこんなに美しい声がでるのだろうと思いました。
ぼくはスキーや陸上をやっています。今日の劇を見て、これから何事もあきらめずにチャレンジし続けたいと思いました。ありがとうございました。

富山市立朝日小学校 6年(富山)
山﨑清太郎さん

勇気と感謝

私は、ハシバミの言葉や気持ちの一つ一つが印象に残りました。それぞれの言葉にこめられたハシバミの気持ちを考えると、様々な場面でハシバミに共感できました。
まず、特に印象に残った場面は、ハシバミが「にげずに戦いたい」と、スキッパーに伝えたところです。そのときハシバミは、とても不安で、つらかったと思います。それでもハシバミは、にげてばかりではだめだ、大切な人のために戦わなければならないという気持ちのほうが何よりも大きかったのだと思います。私は大切な人のために勇気をだせるハシバミに感心したと同時に、私も大切な人のためになら、勇気をだせるかもしれないと思いました。
次に、ハシバミが「サユルタマサウココロ」という言葉の意味をスキッパーたちに教えたところです。命はみんなつながっている。私たちは、周りの生き物たちの生命(いのち)をもらい、支えてもらって生きている。その言葉には、心と心はつながっているよ、周りの生き物たちへの感謝を忘れてはいけないよという思いがこめられているように思えました。その意味は私の心にとてもよくひびきました。確かに私は一人で何もかもこなしているわけではありません。大勢の人に支えてもらって生きています。もしかしたら、私にとっての"大切な人"は、私を支えてくれている人なのかなと思わされました。そして、私は他人に支えられることがこんなにも大事なのだと気づかされたのです。だからこそ、周りの人への感謝を忘れてはならないと思いました。
大切な人のためにだす勇気を考えること、自分を支えてくれる人への感謝を忘れないこと、その二つの思いを常に思い出していきたいです。

あざみ野第一小学校 6年(神奈川)
大井舞優さん

「こころの劇場」を観て

私は、劇場やミュージカルを観るのが初めてだったので、新鮮でおもしろかったです。ハシバミのことを思って過去に戻ることを止める村の住人や、ハシバミの気持ちを尊重しようとするスキッパー、自分だけ幸せになるのではなくて村の人たちの幸せも考えて過去に戻ろうとするハシバミのそれぞれの思いに感動しました。住人のために自分の最善をつくそうとする姿がすてきだと思ったし、それが当たり前のようにみんながそうしているこそあどの森は、本当に温かくて、いい場所だなと感じました。
この劇団に出演していた人が全員演技や歌、ダンスが上手くてすごいなと思いました。その時の場面や、その役の気持ちがこもっているような歌やダンスで、同じ歌を歌っていても場面によって雰囲気が変わっているように感じて、劇団ってすごいなって思いました。

国分寺市立第四小学校 6年(東京)
齋藤美侑さん

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