こころの劇場
4月16日(火)、ファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』越谷公演(埼玉県)より、2024年度の「こころの劇場」公演が始まりました。
日本全国の小学生を無料で劇場に招待し、演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」。
子どもたちの心に、"生命の大切さ、人を思いやる心、信じあう喜びなど、人が生きていく上で大切なことを、舞台を通じて語りかけたい"。そんな祈りのもと、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が主催し、この趣旨にご賛同いただいた多くの企業や団体、行政の皆様ご協力を得て実現しています。
2024年度初日の会場となったサンシティ越谷市民ホールには、2回公演で計29校、約3,000名の小学5年生が来場。越谷市教育委員会の皆様が運営を担い、会場に集まった子どもたちを誘導・案内されました。
開演を迎えると、子どもたちは食い入るように舞台を見つめ、拍手したり、笑い声を上げたり、時には涙を拭う姿も。
終演後、劇場ロビーでは出演者によるお見送りも実施されました。新型コロナウイルス感染症対策のため、出演者によるお見送りは中断していましたが、今年度から約5年ぶりに再開することに。子どもたちは驚きと満面の笑顔で、出演者たちに元気よく手を振ります。
一方で、出演者たちもまた、子どもたちの心に何かが残るようにと、一人ひとりの目を見つめながら見送っていました。
また、翌17日(木)には、千葉県・市川市を皮切りにファミリーミュージカル『エルコスの祈り』の「こころの劇場」公演がスタート。
今年度の「こころの劇場」は『ガンバの大冒険』『エルコスの祈り』『ふたりのロッテ』の3作品を上演します。今年4月から2025年3月までの1年をかけて全国を巡り、北は北海道・利尻島から南は沖縄県・石垣島/宮古島まで、約140都市、約400回公演、総計約50万人の子どもたちを招待する予定です。
これからも一般財団法人舞台芸術センターは、劇団四季とこの活動にご支援くださる企業や団体、行政の皆様と手を携え、日本全国の子どもたちに感動を届けてまいります。