ニュース・お知らせ2023年度「こころの劇場」公演 『ジョン万次郎の夢』が始まりました

こころの劇場

5月9日(火)、ファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』の「こころの劇場」公演が、茅ヶ崎公演(神奈川県)よりスタートしました。

晴れわたる青空のもと、会場となった茅ヶ崎市民文化会館には、2回公演で計20校、約2,300名の児童が来場。
元気いっぱいな子どもたちは、客席に入ると期待に満ちた表情で開演を待ちます。

幕が上がると、それまで賑やかだった客席がたちまち落ち着き、舞台に引き込まれていく子どもたち。
遭難した万次郎たちがホイットフィールド船長らと出会い、異国の言葉に戸惑いつつも身振り手振りで話をするシーンでは、楽しそうな笑い声が客席に響きます。
日本の子どもたちが英語を学ぶ「ABCの歌」では、大きな手拍子が沸き起こり、また別のシーンでは福沢諭吉など耳なじみのある歴史上の人物の登場に歓声があがるなど、素直な反応が。
クライマックスの緊張感のあるやりとりでは、固唾をのんで見守っていました。

終演後、劇場ロビーには、この公演に尽力いただいている地元の方々と、先生方、会館の皆様が集まりました。先生からは「子どもたちは、このコロナ禍で3年以上も、みんなで集まることを制限されてきました。今日の子どもたちの笑顔を見れば、今までの日々を吹き飛ばすかのような、心を動かす時間になったと思います。公演は大成功です」との言葉が。

これからも一般財団法人舞台芸術センターは、劇団四季とこの活動にご支援くださる企業・団体、行政の方々と手を携え、日本全国の子どもたちに感動を届けてまいります。

※「こころの劇場」は一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が主催し、この趣旨にご賛同いただいた多くの企業や団体、行政のご協力を得て2008年から実施している児童招待公演です。今年度の「こころの劇場」は『人間になりたがった猫』『ジョン万次郎の夢』『エルコスの祈り』の3作品を上演。約140都市、公演回数約400回、総計約50万人の子どもたちを招待する予定です。

会場にやってきた子どもたち

配布されたリーフレットを読んで、期待が高まります

『ジョン万次郎の夢』茅ヶ崎公演 カーテンコールの様子

会場にやってきた子どもたち 配布されたリーフレットを読んで、期待が高まります 『ジョン万次郎の夢』茅ヶ崎公演 カーテンコールの様子