こころの劇場
日本全国の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け2020年度は活動を休止しておりましたが、今年度は動画配信という形で実施し、『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』の本編映像と、本作の上演に至るまでの制作の過程をご紹介する特別映像を、今年度で観劇予定だった学校へお届けしました。
ご視聴いただいた子どもたちから劇団に寄せられた素敵な感想文の一部をご紹介します。
劇団四季の皆さんへ
渋谷区立神南小学校
6年 澤 ここあさん
「こころの劇場」は私たちに生命の大切さを教えてくれました。今回はホールでは見られませんでしたが、オンラインでも一人一人の気持ちがここまで届きました!
私はこそあどの森の住民たちがハシバミを助ける所にとても感動しました。本が好きで、一人でいるのが好きだったスキッパーがあそこまで皆と協力したり出来るようになったのは、こそあどの森の住民たちのおかげでもあるし、ホタルギツネに会っていなかったらハシバミにも会えてなかったので、ホタルギツネのおかげでもあると思いました。
私はスキッパーが言った「役に立ちたい」という言葉がとても心に残りました。ハシバミの役に立つことは簡単な事ではないと分かっていながらも、スキッパーはハシバミに幸せな生活をしてもらうために助けてあげようと努力していて、とても感動しました。
せりふの一つ一つの言葉も台本に書いてあることを読むのではなく、自分の思いも入れながら演技していて、とても気持ちが届きました。場面ごとにたまに出てくる「生きるって」という曲は何回聞いてもうるっときました! 歌詞一つ一つの言葉に意味をこめながら、気持ちを言葉で表現することは難しいことなのにすごいなと思いました。
「こころの劇場」は役者さんたちの演技や歌がとても上手くて心に残る作品でした。これからも友達といろいろ向き合って生活していきたいです。
『はじまりの樹の神話』
横浜市立南瀬谷小学校
6年 三木優香里さん
今日、『はじまりの樹の神話』の劇を見て迫力があり、見入ってしまいました。歌がすごくひびいていて、耳にのこりました。それから、ハーモニーもとてもきれいでおどろきました。照明はその場の雰囲気を作っているようでした。光の色で気持ちを表したり、迫力を出したりしていて、よりいっそう楽しめました。演技では、その人物になりきっていてすごかったし、いろいろな性格の人がいて、見ていておもしろかったです。セットがとても本物っぽく、本物の森にいるような気分になりました。この劇は、歌・照明・演技・セットで成り立っているのが分かりました。それぞれがこの劇をとてもおもしろくしていて、この技術がすごいと思いました。
劇の後の、劇についての紹介で、いろいろなことを知れました。衣装なども今風な所も取り入れていて、とても工夫していることが分かりました。衣装はその人物の性格を表しているようで、ピッタリと合っていました。それから3年間でこの劇が完成していると聞いて、長くておどろきました。この劇は本をもとに作っていると聞いたので、その本を読んでみたいです。私はもし劇団を作るとなったら、物語を考えたいです。いろいろな本を読んできたので、その中から選んで少しアレンジし、おもしろい劇にしたいです。
『はじまりの樹の神話』のホタルギツネさんへ
富山市立朝日小学校
6年 山﨑清太郎さん
ぼくは『はじまりの樹の神話』の劇を見て、歌う時の声の高さや響きにおどろきました。みんなで歌っている時は迫力満点でした。 ぼくが劇の中で一番好きなキャラクターはホタルギツネです。ホタルギツネの性格が好きだし、何より関西弁がとてもかっこよかったです。
ぼくは歌を歌うのが好きで、歌っている時は心が落ちつきます。でも劇団四季の人たちが歌ったら自分の歌声とレベルが全然ちがって、どうやったらこんなに美しい声がでるのだろうと思いました。
ぼくはスキーや陸上をやっています。今日の劇を見て、これから何事もあきらめずにチャレンジし続けたいと思いました。ありがとうございました。