美しい日本語の話し方教室
9月3日(火)、熊本県益城町の小学校にて『美しい日本語の話し方教室』が実施されました。益城町では、「こころの劇場」にご協賛いただいているサッポロホールディングス株式会社の働きかけのもと、益城町次世代育成事業実行委員会(熊本地震で被災した子どもたちの支援を目的に設立)が主催となり、2017年より町内の小学校で『美しい日本語の話し方教室』を開催。今回は、益城町立益城中央小学校で授業を行いました。
この学校は10年前に新築した校舎のため、地震による建物への被害が少なく、震災後は避難所としてだけでなく、近隣の保育所や中学校の授業の場としても使われました。
今回の授業で講師役を務めたのは、ミュージカル『ライオンキング』福岡公演に出演中の劇団四季俳優、内海雅智、伊藤綾祐、出口恵理の3人。
午前の授業では、子どもたちは少し緊張気味ながらも、俳優からはっきりとした発音のコツを教わると、だんだん大きな声が出せるようになっていきました。
午後の授業は人数も多く、最初から元気いっぱい。授業の様子をご覧になられた岩下育男校長先生からは「普段の授業でも発声を大事にした指導を行っていますが、子どもたちへの意識付けが難しい。今回は大変いい機会になりました」とのお言葉をいただきました。
舞台芸術センターはこれからも、演劇を通じて豊かな社会の実現を目指し、全国各地で『美しい日本語の話し方教室』を実施してまいります。
※『美しい日本語の話し方教室』は、各都道府県の教育委員会等より、学校単位でお申込みいただく出張授業です。