ニュース・お知らせツアー最北の離島へ――『カモメに飛ぶことを教えた猫』利尻公演レポート(前編)

こころの劇場

現在、日本全国を巡演中のファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』。8月、カンパニーはツアー最北端の公演地、北海道・利尻島へやってきました。

今回、台風10号の影響で、カンパニーは予定より1日遅れて8月18日(日)に利尻島に到着。利尻島の鴛泊(おしどまり)港に着くと、利尻町役場の皆様が温かく迎え入れてくださいました。

この日は、20日(火)からの公演を前に、公演会場の「利尻町交流促進施設どんと」で、「プレイベント」催されることに。イベントには、公募によって集まった小学生と保護者の方が、そして、カンパニーからは厂原時也、前田更紗、奥田直樹、町田兼一、佐藤友里江、大橋美絵の6名が参加。俳優たちは、作品の魅力をご紹介したほか、劇中ナンバー「自分を信じて」の歌唱レッスンを実施。また、質問コーナーでは、地元の方から、「この島から、劇団四季に入るためには何をすればいいですか?」という質問が寄せられると、北海道の奥尻島出身の厂原は「函館に泊まり込みでダンスレッスンを受けに行き、島に戻ってからも練習を繰り返していました」と自身の体験を交えて回答。他にも次々と質問が寄せられ、終始、笑顔の絶えないひとときとなりました。

夕方には、利尻町の皆様による主催で、公演の準備や運営をお手伝いいただく町職員の方々と、俳優・スタッフとの交流会が。
利尻町・保野洋一町長からは、「台風の心配もありましたが、無事に到着されてよかった。利尻は今年、開基120周年の節目でもあります。2008年以来、毎年『こころの劇場』によって利尻の子どもたちが演劇を体験できることに感謝しています」と温かいお言葉をいただきました。
そして島の皆様からたくさんの海の幸をごちそうになるなど、心のこもったおもてなしを受けて、カンパニーは感謝するとともに公演の成功を誓いあいました。

翌19日(月)は、カンパニーを代表し、厂原時也、前田更紗が、利尻町役場、利尻富士町役場を訪問。
一方、公演会場では、次の日からの公演に向けた準備が始まりました。

『カモメに飛ぶことを教えた猫』利尻公演レポート後編では、利尻島での「こころの劇場」公演の様子をお届けします。どうぞお楽しみに!

(取材協力:劇団四季)

稚内港からフェリーに乗り、利尻島へ

稚内出発時は曇っていた空も、利尻島に近づくにつれ次第に晴れていきます

空を見上げると大きなカモメの姿が

空を力強く飛ぶ本物のカモメの姿に大喜びの俳優たち

無事に利尻島に到着。俳優・スタッフで記念撮影

プレイベントにて。左から、奥田直樹、厂原時也、前田更紗、町田兼一、大橋美絵、佐藤友里江

最後は大きな円になって、全員で劇中ナンバー「自分を信じて」を合唱。明るい歌声が会場に響きわたりました

「プレイベント」参加者の皆様と、カモメポーズ!

利尻町役場の皆様との交流会にて

利尻町役場にて。保野洋一町長(中央左)、佐々木日出雄副町長(左から2番目)、小杉和樹教育長(左)、厂原時也(中央右)、前田更紗(右から2番目)、劇団四季代表取締役会長・佐々木典夫(右)

利尻富士町役場にて。田村祥三町長(右から2番目)、島谷一昭教育長(左から2番目)

表敬訪問後には、島の名所をご案内いただきました。ウニ種苗生産センターでは、ウニの養殖についてお話を伺います

実際にウニを手にとってみる二人

ポンモシリ島をバックに。たくさんのカモメが集まるポンモシリ島は、まるで大きなカモメの巣のようです

沓形岬にて。東京までの距離はなんと約1045キロメートル!

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