こころの劇場
4月23日(火)、ファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』越谷公演(埼玉県)より、2019年度の「こころの劇場」公演が始まりました。
日本全国の小学生を無料で劇場に招待し、演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」。
子どもたちの心に、"生命の大切さ、人を思いやる心、信じあう喜びなど、人が生きていく上で大切なものを、舞台を通じて語りかけたい"。そんな祈りのもと、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が主催し、この趣旨にご賛同いただいた多くの企業・行政のご協力を得て実現しています。
2019年度初日の会場となったサンシティ越谷市民ホールには、2回公演で計30校、約3,000名の小学5年生が来場。越谷市教育委員会の皆様が運営を担い、会場に集まった子どもたちを誘導・案内されました。
迎えた開演の時間。幕が上がると、子どもたちは目を輝かせて舞台を見つめ、コミカルな場面では楽しそうな笑い声が会場に響きます。終演後、ロビーでの出演者たちによるお見送りでは、照れながらも出演者に一生懸命に手を振っていました。
今回子どもたちが観劇した『カモメに飛ぶことを教えた猫』は、劇団四季が26年ぶりに創作した最新ファミリーミュージカルです。
この作品のテーマは、"殻(から)をやぶる"。登場するキャラクターたちが悩みながらも成長していく姿は、"勇気を持って、一歩ふみ出すことの大切さ"を子どもたちに教えてくれたことでしょう。
今年度の「こころの劇場」は『カモメに飛ぶことを教えた猫』と『はだかの王様』を上演。『はだかの王様』は5月7日(火)、浦安公演(千葉県)よりスタートします。この2作品でおよそ1年をかけて全国を巡り、北は北海道・利尻島から南は沖縄県・石垣島/宮古島まで、計180都市444回公演、総計約56万人の子どもたちを招待する予定です(クリスマスチャリティ公演を含む)。
これからも一般財団法人舞台芸術センターは、劇団四季とこの活動にご支援くださる企業・団体の方々と手を携え、日本全国の子どもたちに感動を届けてまいります。