こころの劇場
「こころの劇場」(※)として全国を巡演しているファミリーミュージカル『魔法をすてたマジョリン』。3月6日(水)・7日(木)、ツアー最南端となる沖縄県・石垣島にて公演が行われました。
2月末より沖縄本島を巡演していたカンパニーは、今月1日にはさらに南下し、宮古島へ。地元の方々の温かい心に触れながら公演を終えると、5日に石垣島に到着。
するとその足で、カンパニーを代表して劇団四季俳優の生形理菜、髙橋徹のふたりが、石垣市教育委員会・石垣安志教育長をはじめ、石垣公演にご支援くださっている関係各社の皆さまの元へ表敬訪問に伺いました。
また同じ日、他の俳優たちは、八重山高校演劇部と地元の劇団に所属する小学生から高校生のためのミュージカルセミナーを実施。素直に吸収していく彼らの姿に俳優たちも刺激を受けながら、濃密な時間を過ごしました。
地元の皆様との交流を重ね、感謝を胸に臨んだ6日(水)の一般公演では、終演後に劇団四季代表取締役社長・吉田智誉樹より地元の皆様へポスターを贈呈。今年も石垣公演を実施できた喜びを分かちあいました。
翌7日(木)、「こころの劇場」公演が行われ、島内の子どもたちはもちろん、石垣島と隣接する竹富島、黒島、小浜島、波照間島、西表島、船浮島、鳩間島からも児童たちが船に乗って来場。33校約1000名の子どもたちが、マジョリンの冒険物語を夢中で見つめます。
終演後には、俳優・前田貞一郎、塚田正樹、澁谷陽香が、石垣市立新川小学校を訪問し『美しい日本語の話し方教室』を実施。
最後のひとときまで島の温もりに触れたカンパニーは、再び次の公演に向けて沖縄本島へと旅立っていきました。
(※)「こころの劇場」は、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が企画し、この趣旨にご賛同いただいた多くの企業・行政のご協力を得て実施しているプロジェクトです。
(撮影:荒井 健/取材協力 : 劇団四季)