こころの劇場
3月18日(月)、鹿児島県・奄美市にて「こころの劇場」ファミリーミュージカル『王様の耳はロバの耳』を上演。この公演をもって、1年にわたって実施された2018年度の「こころの劇場」が千秋楽を迎えました。
「こころの劇場」は、全国の小学生を無料で劇場に招待し、演劇の感動を届けるプロジェクトです。一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季によって主催され、その活動主旨にご賛同いただいた多くの企業や行政のご協力を得て実現しています。2008年にスタートしたこの活動は、今年度で10周年を迎えました。
今年度、全国の子どもたちにお届けした作品は、『魔法をすてたマジョリン』『王様の耳はロバの耳』の2作品。昨年4月から今年3月までの間に、北は北海道の利尻島、南は沖縄県の宮古・石垣島まで全国180都市で452公演行い、約56万人の子どもたちを劇場へ招待しました(このうち"日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」クリスマスチャリティー公演"で2万2000人を招待)。
そのなかで、今年度も多くのご支援を賜り、各地で様々な出会いがありました。劇中のナンバーに合わせて楽しそうに手を叩いている子、舞台で繰り広げられる物語の世界にすっかり夢中になっている子。それぞれの子どもたちに、「人を思いやる心」「信じあう喜び」など、舞台を通じて届けたいメッセージがしっかりと伝わったようです。
そして、2019年度の「こころの劇場」では、劇団四季の新作ファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』とファミリーミュージカルの原点である『はだかの王様』の2作品を上演。
一般財団法人舞台芸術センターは、ご支援いただく企業の皆様や劇団四季と共に、これからも子どもたちに感動を届けてまいります。
※2018年度「こころの劇場」公演の活動について、3月19日(火)発刊の読売新聞朝刊(関東版・関西版)にも掲載されています。