ニュース・お知らせ東京都品川区の教員向けに『美しい日本語の話し方教室』を開催しました

美しい日本語の話し方教室

7月25日(水)、東京都品川区内の小・中学校の教員約30名を対象に、『美しい日本語の話し方教室』を開催しました。

『美しい日本語の話し方教室』は、俳優たちが学校を訪問し、劇団四季の方法論のひとつである「母音法」を通して、はっきりと聞き取りやすい話し方を身に付けてもらうことを目的とした出張授業です。
今回は品川区教員委員会よりご依頼を受け、劇団四季の俳優が日頃子どもたちを対象に実施している授業を、研修の一環として先生方に体験していただきました。

研修開始前に、当財団の理事で劇団四季副会長の田中浩一より、約20年前に行われた『キャッツ』品川公演のエピソードや、品川区・大井町にある四季劇場[夏]、そして今月その隣にオープンするキャッツ・シアターなど、品川区とのご縁を紹介。「先生方の日常の授業にも、劇団四季の母音法や呼吸法などの方法論を生かしていただければ幸いです」とお話しさせていだたきました。

この日講師を務めたのは、劇団四季俳優の福井麻起子・嶋野達也・五所真理子の3人。先生方は積極的に手を挙げて発言しながら参加されました。また、『美しい日本語の話し方教室』の後は、劇団四季メソッドのひとつである「呼吸法」にも挑戦。まずは俳優たちが腹式呼吸を実践すると、俳優の体全体に空気が入っていく様子を間近でご覧になった先生方から「背中も膨らんだ!」と驚きの声が上がります。最後は、俳優たちが日々行っている「開口訓練」も体験していただきました。

研修に参加された中島豊教育長からは、「腹式呼吸は教員も実践しましたが、俳優の皆さんのようにはうまくいかないですね。この研修会で学んだことを、ぜひ授業に活かして欲しいです」と感想をいただきました。

授業を行う福井麻起子、嶋野達也、五所真理子(写真右より)

例文を母音だけで話す「母音法」を実践します

全員で「友だちはいいもんだ」を輪になって歌いました

バーにつかまり腹式呼吸を実践。身体の動きを俳優が確認します

授業を行う福井麻起子、嶋野達也、五所真理子(写真右より) 例文を母音だけで話す「母音法」を実践します 全員で「友だちはいいもんだ」を輪になって歌いました バーにつかまり腹式呼吸を実践。身体の動きを俳優が確認します