3月、鹿児島県の種子島、徳之島、奄美大島の3島で、ファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』「こころの劇場」公演が実施されました。
3月7日、種子島中種子町にある「種子島こり~な」で行われた公演では、隣接する西之表市・南種子町からも児童を招待し、合計26校1000名が観劇しました。一部の学校からは低学年の児童も参加した今回の公演。子どもたちは皆、夢中になって舞台を見つめます。午後の公演には、中種子町の田渕川寿広町長、松原孝三郎副町長、北之園千春教育長が視察され、「毎年子どもたちが素晴らしい舞台に接する機会を提供してくださることは、とてもありがたいことです」とお言葉をいただきました。
続いて3月12日、今年で10回目となる徳之島での「こころの劇場」公演は、例年通り、徳之島町・天城町・伊仙町の3町合同で徳之島町文化会館にて実施されました。移動日、カンパニーが空港に到着すると、会館の職員の方々、教育委員会の皆様によるお出迎えが。さらには、コンビニや飲食店など街の至る所に「劇団四季の皆様おかえりなさい」とポスターが掲示され、街全体で歓迎してくださいました。
今回の公演には、島内の全21校が参加。舞台の設営と撤収には、地元の教育委員会の皆様が"地元の子どもたちのために"と意欲的に手伝ってくださいました。午後の公演では、徳之島町の高岡秀規町長、幸野善治副町長も児童と一緒に観劇されています。
また、公演に先立ち、『美しい日本語の話し方教室』が、9日に伊仙町立犬田布小学校、天城町立岡前小学校、10日には徳之島町立尾母小学校の3校で行われました。
3月16日、奄美文化センターにて実施された奄美公演で、本年度の「こころの劇場」が千秋楽を迎えました。市内231校、約1,000名の児童が観劇し、奄美市の要田憲雄教育長も視察のため訪問。奄美市教育委員会からは「島を舞台にする『ガンバの大冒険』では『ソテツ』『オオミズナギドリ』といった島の植物や動物が登場し、子どもたちにとっても身近に感じられた作品。子どもたちが目を輝かせて観劇する姿が印象的でした」とのお言葉をいただきました。
また、14日に『美しい日本語の話し方教室』を実施した伊津部小学校の先生からは「6年生の子どもたちにとって、卒業前に良い思い出ができました。今日授業に参加して感じたことを、今後の人生に生かしてほしい」と感想がよせられました。
2018年度の「こころの劇場」は、4月24日の『魔法をすてたマジョリン』宇都宮公演からスタートします。来年度も、ご支援してくださる皆様と手を携えながら、全国各地の子どもたちに観劇の輪を広げていきます。