2月、宜野湾公演を皮切りにスタートした『嵐の中の子どもたち』沖縄ツアー公演。今年は名護、浦添、宮古島、石垣をまわり、9公演約10,000名の児童を招待しました。
2月26日(月)・27日(火)、沖縄ツアー最初の公演地となった宜野湾公演では、沖縄県教育委員会主催のもと、県下の全小学校(一部地域を除く)を対象に、2日間で計75校の児童が来場。また、当日は沖縄県・宜野湾市、那覇市の教員委員会の皆さまと沖縄県協賛企業の社員の方々が協力しあい、劇場運営を務められました。
2月28日(水)、円形の客席が特徴的な名護市民会館大ホールでの公演には、市内13校の児童が来場。
3月1日(木)・2日(金)、「こころの劇場」協賛企業・沖縄電力の本拠地がある浦添市で行われた公演では、市内の6年生全員を招待。終演後、劇団四季俳優の秋本みな子、藤木達彦、菅谷有希の3人は那覇市立垣花小学校を訪問し、『美しい日本語の話し方教室』を実施。担任の先生からは、「子どもたちの言葉がみるみるはっきりと変わっていく様子に驚きました」との感想をいただきました。
沖縄本島を離れて向かった宮古島では、カンパニーを代表して劇団四季の俳優・田中宣宗、空田あかりのふたりが、下地敏彦宮古島市長と宮古島市教育委員会・宮國博教育長を表敬訪問し、地元の皆さまと交流を深めました。3月5日(月)、地元の方々の温かな歓迎と激励を受けながら公演を終えると、翌日、カンパニーは石垣島へとさらに南下。石垣島では劇団四季俳優・政所和行と長谷川彩乃のふたりが、ご支援いただいている関係各社の皆さまへ表敬訪問に伺いました。
石垣公演は、約1年にわたり全国各地を巡ってきた『嵐の中の子どもたち』の最後の「こころの劇場」公演。設営、解体では地元の高校生島内の子どもたちも手伝ってくださいました。公演には、隣接する竹富島、小浜島、西表島、黒島、鳩間島、波照間島からも児童たちが船に乗って来場。計31校988名の子どもたちが、スリルと迫力に満ちた冒険物語を食い入るように見つめます。
終演後には、石垣島、竹富町の4校64名を対象に同劇場で『美しい日本語の話し方教室』を実施。さきほどまで舞台で演じていた俳優・中野今日子、藤木達彦、髙橋えみの登場に、初めは緊張した様子をみせていた子どもたちも、次第に大きな口をあけて積極的に参加してくれるように。
今年度も、俳優・スタッフ一同、多くの感動をいただいた沖縄公演となりました。