こころの劇場
3月16日(金)、鹿児島県・奄美市にてファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』「こころの劇場」公演が行われ、1年にわたって実施された2017年度の「こころの劇場」が千秋楽を迎えました。
今年度「こころの劇場」で上演した作品は、『ガンバの大冒険』『嵐の中の子どもたち』の2作品。昨年4月から今年3月までの間に、北は北海道の利尻島、南は沖縄県の宮古島、石垣島まで全国169都市で436公演行い、56万人の子どもたちを劇場へ招待しました。
「こころの劇場」は、全国の小学生を無料で招待し、演劇の感動を届けるプロジェクト。一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が企画し、この主旨にご賛同いただいた多くの企業や行政のご協力を得て実現しています。
今年度も多くのご支援を賜り、各地で様々な子どもたちとの出会いがありました。声を出して笑ったり、かと思えば息をのむほど真剣なまなざしで舞台を見つめたり。生の舞台を全身で楽しむ子どもたちに、舞台を通じて伝えたいメッセージ−がしっかりと届いたようです。それは、「生命の大切さ」「人を思いやる心」「信じあう喜び」など、生きて行くうえで大事なこと。
子どもたちがこれらを未来への糧とし、成長していくことを信じながら、この活動はまた新たな輪を広げていきます。
2018年度の「こころの劇場」では、『魔法をすてたマジョリン』と『王様の耳はロバの耳』の2作品を上演。
善い魔女になるため修行中のマジョリンと、ロバの耳を持つわがままな王様には、今年1年どんな出会いが待っているでしょうか。
一般財団法人舞台芸術センターは、これからも劇団四季と共に、この活動にご支援くださる企業・団体の方々と手を携え、日本全国の子どもたちに感動を届けてまいります。
※2017年度「こころの劇場」公演の活動について、本日3月20日(火)発刊の読売新聞朝刊(関東版・関西版)にも掲載されています。