ミュージカル『ガンバの大冒険』全国公演は、ただいま北海道を巡演中。
8月27日(日)、ツアー最北端の公演地・利尻島に向かいました。
主人公のガンバたちが船に乗って冒険をスタートさせるように、カンパニーは爽やかな青空の下、稚内港からフェリーに乗って利尻島を目指します。1時間40分の船旅を終えて鴛泊(おしどまり)港に到着すると、利尻町役場の皆さんが歓迎してくださいました。
翌28日(月)、カンパニーは2つのグループに分かれて表敬訪問へ。
利尻町役場と利尻富士町役場に分部惇平と服部ゆう、礼文島にある礼文町役場と礼文教育委員会にはフェリーで渡り、三宅克典と田代美里が訪れました。
午後は俳優たちが講師となって、利尻町立沓形小学校と利尻町立仙法志小学校の児童37名に『ガンバの大冒険』のテーマ曲「行こうよ 仲間たち」をレクチャーするセミナーを開催。
これは、「将来、劇団四季を目指す子どもをこの島から輩出できたら」という町役場の方々の願いによって実現したものです。
児童たちは、セミナーが始まる前から練習するなど、この日をとっても楽しみにしてくれていたよう。
セミナーが始まると、俳優たちが普段実践している呼吸法や母音法に取り組み、だんだんと大きな声が出せるように。
最後はグループごとに練習の成果を発表し、素敵な歌声を響かせてくれました。
夕方には、利尻町の皆様による主催で、公演の準備や運営をお手伝いいただく町職員の方々と、俳優・スタッフとの交流会が。島の皆様からの温かい歓迎に胸を熱くしながら、親睦を深めました。
『ガンバの大冒険』利尻公演レポート後編では、利尻島での「こころの劇場」公演の様子をお届けします。どうぞお楽しみに!
利尻町 保野洋一町長より
「2004年から続く利尻島の公演は今年で12回目になり、子どもたちは毎年観劇できることをとても楽しみにしています。ぜひこれからも続けていただきたいと願っています」
利尻富士町 田村祥三町長より
「利尻島には海・山・海岸線がすぐ近くにあり、『ガンバの大冒険』の舞台と似ているので、子どもたちも実感を持って観劇すると思います。毎年、観劇の機会の少ない利尻島の子どもたちだけでなく、礼文島の子どもたちも一緒に観ることは、本当に素晴らしいことです」
礼文町 小野徹町長より
「礼文の子どもたちも200名ほど、利尻島で観劇しています。みんな楽しみにしていますよ。今回の『ガンバの大冒険』は、内容が島の子どもたちにぴったりですね」
(取材協力:劇団四季)